口腔がんとは?
口の中にできるがんを総称して口腔がんといいます。一番多いのが舌がんで口腔がんは高齢者だけではなく若い世代にも増えています。
口の中にできるがんを総称して口腔がんといいます。一番多いのが舌がんで口腔がんは高齢者だけではなく若い世代にも増えています。
目に見える症状として、舌や粘膜の変色があります。
ほかにも、しこりがある、ざらざらした突起・潰瘍、口の中の痛みしびれ感、物が噛みづらい、飲み込みにくい、話しづらい、顎や舌を動かしにくいなどの症状が現れます。
口腔がんの場合、初期は自覚症状がほとんどありません。痛みがある、食べ物や飲み物がしみる、違和感がある、首のリンパ節が腫れる、なかなか口内炎が治らない、といった症状が出てきたときは、すでにがんが進行している状態が疑えます。
口腔がんが他のがんと違う点は自分で観察できる点です。普段から口腔内をよく観察してください。下記のような症状がないかチェックしてください。
口腔がんは早期発見が非常に重要です。発見が遅れると、助かったとしても手術で舌や頬、あごなどを大幅に切除しなければならないため、お話しする際の発声が困難になったり、味覚が変わって食事が楽しめないという不便さだけでなく、手術により外見が大きく変わることもある「後遺症の大きい」がんなのです。
しかし初期のうちに発見されれば確実に治療できる場合がほとんどです。小さな手術で済むので術後もそれまでとほぼ変わらない生活を送ることができます。
世界中で口腔がんの早期発見に役立ってきた口腔内蛍光観察システム「VEL scope」という機器を通しての口腔内観察の検診を行っています。
この機器での観察は組織に侵襲や痛みを与えることはなく安心して検診を受けることができます。
口腔がん検診は通常の歯科診療と同じように電話予約となっております。所要時間は40分~1時間程度です。
生活習慣に関わる問診表を記入していただきます。
頭頚部のリンパ節や口腔粘膜や舌などを診たり触ったりしながら検診を行います。
口腔内の隅々までベルスコープでしっかり見て写真撮影します。
診断結果は後日(1日〜1週間以内)のお伝えとなります。
結果をお伝えし、今後の治療計画等についてお話しさせていただきます。